今回は、WordPressのプラグイン「Optimize Database after Deleting Revisions」を利用してWordPressのリビジョンを一括削除・保存数の管理・データベースを最適化する方法まで紹介します。
- ブログ記事が多く最近動作が重たくなったかも?
- ページ速度が遅くなった気がする
- 手軽に過去のリビジョンを消したい
こんなお悩みを解決します。
WordPressには下書きを保存してくれるリビジョンという機能があります。
とても便利な機能なのですが放置しておくと、リビジョンがデータベースに蓄積され、WordPressの動作が重くなったりページの表示速度が落ちたりと、SEO的にあまりよろしくない状態になります。
今回使う「Optimize Database after Deleting Revisions」で解決する事は、
- リビジョンの一括削除と完了
- キャッシュの削除
- データベースの最適化
- その他22項目(記事内で説明)
などです。たった一つのプラグインで高機能!!
Optimize Database after Deleting Revisionsのインストール

- ダッシュボード ⇒「プラグイン」 ⇒「新規追加」 とクリックする。
Optimize Database after Deleting Revisions
で検索- インストールして有効化する。
または、ファイルをダウンロードしてインストールしましょう。
インストールの方法がわからない方は下記記事をご覧ください。

Optimize Database after Deleting Revisions の設定方法
プラグインを有効化したらダッシュボードのサイドバー「設定」⇨「Optimize Database 」をクリックします。

「Settings」欄でプラグインの設定ができます。

下のこの部分は特にさわる必要はありませんが、最適化から外したい項目がある場合はチェックを入れてください。

説明の下に僕の設定例を載せています。めんどくさい方はそれを見て設定してください。
- Delete revisions older than
-
指定した日数より前のリビジョンを削除する。
- Maximum number of – most recent – revisions to keep per post / page
-
リビジョンを残す数。(0で全削除です)
- Delete trashed items
-
ゴミ箱内のデータを削除するか選択
- Delete spammed items
-
スパムデータを削除するか選択
- Delete unused tags
-
未使用のタグを削除するか選択(先で使うために登録しているタグがある場合は選択しない方がいいでしょう)
- Delete transients
-
キャッシュを削除するか選択
- DO NOT DELETE TRANSIENTS:キャッシュを削除しない
- DELETE EXPIRED TRANSIENTS:期限切れのキャッシュを削除
- DELETE ALL TRANSIENTS:キャッシュをすべて削除
- Delete pingbacks and trackbacks
-
ピンバックとトラックバックを削除するか選択
- Clear oEmbed cache
-
oEmbedキャッシュを削除するか選択
- Clear orphans
-
孤立したメタアイテムを削除するか選択
- Optimize InnoDB tables too
-
InnoDBテーブルも最適化するか選択(データベースの最適化がしたい方は選択)
- Keep a log
-
ログを保存するか選択
- Scheduler
-
自動で最適化を行うか選択
- NOT SCHEDULED:手動
- run optimization HOURLY:1時間毎
- run optimization TWICE A DAY:1日2回
- run optimization DAYLY:毎日
- run optimization WEEKLY:毎週
- run optimization MONTHLY:毎月
僕は通常プラグインは停止させています。必要な時だけ使いなるべくプラグインの数は減らしています。
- Show ‘1-click’ link in Admin Bar*
-
管理バーにワンクリックで最適化を行うリンクを表示するか選択
ダッシュボード上部のことです - Show an icon in the Admin Menu*
-
管理メニューにアイコンを表示するか選択
サイドバー
僕の設定例を載せておきます。(設定につきましては自己責任でお願いします)

項目を設定して Save Settings をクリックで設定を保存。
Go To Optimizer をクリック。
リビジョン削除・データベース最適化の実行
大事なことなのでもう一度「バックアップはお忘れなく」
下のボタンは、データベースを分析をする「Analyze」と、データベースを最適化をする「Optimize」があります。最適化の前に「Analyze」で分析してみましょう。(summary)は簡易版(detail)は詳細データが見れます。

まずは詳細版の画像はこんな感じ。

次に簡易版の画像はこんな感じです。削除しても問題なければ、最適化を実行しましょう。

データを詳細に観たい場合は Optimize(detail) 簡易版は Optimize(summary) クリックしてください。
最適化が実行され、リビジョンの削除とデータベースが最適化されます。1秒か2秒くらいです(笑)

以上でOptimize Database after Deleting Revisionsのリビジョン削除とデータベースの最適化終了です。
動作環境の確認
一応この時の動作環境を書いておきます。
- プラグインバージョン4.9.1
- WordPress5.4.1
使用WordPressテーマ「SWELL」
プラグインは上記の環境で動作確認していますが、ご使用の環境・WordPressのテーマによっては、動作しないなど不具合が起きる可能性もありますのでご注意ください。
Optimize Database after Deleting Revisions【まとめ】
リビジョンやデータベースは放っておくと、どんどん溜まっていき記事表示やWordPressの動作が悪くなりSEO的にもよくないので定期的にクリーンにしておきましょう。
その方が、読者の方にもページ表示が遅いと思われずユーザーファーストなブログになります。
また、僕と同じように普段はプラグインを停止して使いたい方はリビジョンを増やさないようにする方法が2種類あるのでそちらも書いておきます。
wp-config.phpの設定でリビジョンを管理する方法
WordPressのリビジョンは、テーマファイル wp-config.php に追記することで設定できます。リビジョンの管理機能自体を無効にすることも可能です。
リビジョンの管理数の上限を決める(5回)
define('WP_POST_REVISIONS', 5);
自動保存の間隔を変更する(300秒/5分)
define('AUTOSAVE_INTERVAL', 300 );
リビジョン管理を無効にする
define('WP_POST_REVISIONS', false);
WP Revision Controlプラグインを使う
リビジョンの回数を簡単に設定できるプラグインで、上記の方法よりお手軽です。
僕の使っているテーマでは問題なく使えてますので、気になる方は下記記事でWP Revision Controlの説明をしています。
